映画観まして。【プライベート・ライアン】
マイベストムービー3連発!
僕が個人的にツボった映画紹介。
マイベストムービー第四弾!
「フォレスト・ガンプ」
「キャスト・アウェイ」
「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」
この3作品の共通する点は、トム・ハンクス!
今回もまたまたまたまたトム・ハンクスでございます。
(どんだけトム・ハンクス好きだよ)
まぁまぁまぁまぁ。
「もうええわ」とか思う人もいるでしょう。
ちゃうねんちゃうねん。
今回のはまた毛色が全然違うのよ。
前回と同様なのはトム・ハンクスだけと違うんです。
巨匠、スティーブン・スピルバーグ監督。
因みに「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」同様、実話を元に作られた作品。
ライアン役に「ボーン・アイデンティティ」などで主演を務めるマット・デイモンも出演。
「ワイルド・スピード」で一躍有名になったヴィン・ディーゼルも脇役として出演してます。
今回は再び、この二人がタッグを組んだ映画。
少し映画としてはディープな題材「戦争」がテーマ。
ですが、物語は戦争と少し離して観て欲しい「プライベート・ライアン」の紹介です。
作品の見所
今回紹介する「プライベート・ライアン」は戦争映画。
となると当然、戦争映画特有のグロテスクな表現もあるので苦手な人は苦手かと思います。
主なキーパーソンはトム・ハンクス演じるジョン・H・ミラー大尉とマット・デイモン演じるライアン二等兵。
でーすーがー。
キャラクター各々、かなり魅力的に作られているので感情移入が凄い。
途中で出てくる「いかにも」な脇役の敵兵。
ライアンの友人と名乗る兵士や人違いの兵士。
そういったチョイ役ですら、記憶にしっかり残る存在感を持っている。
そして、固定カメラではなくホームビデオのような手ブレ感が、まるで自分も戦場にいるかのようなリアリティを生み出す。
トム・ハンクスの役柄は「キャスト・アウェイ」「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」同様、人の上に立ち引率していく立場にぴったりハマっている。
それも絵に描いたのような「鬼軍曹」ではなく「知的」で、しっかりと頭を使う感じの隊長。
筋肉ムチムチの「肉弾戦」ではないところが良い。
しかし、敵兵を率先して倒しに行く「ザ・兵士」な感じも持ってる。
大尉である彼の発言は、色々と名言も多い。
いや、大尉がどうとかではなく映画全体として名言が多いですね。
戦争映画だから尚更かな。
命の尊さが伝わる言葉が多い。
何かしら役に立つ言葉に出会えると思います。
次は更に深掘りして行くので、ネタバレが嫌な人は回れ右。
作品から感じたこと
この映画はとにかくリアリティを求められた作品。
ストーリーは、行方のわからないライアン二等兵を探しに行くこと。
その為にミラー大尉(トム・ハンクス)率いる中隊が組まれます。
ライアン二等兵1人を帰還させる為に危険な任務に就く中隊。
となると、兵士達に不満が溢れる。
「お前1人の命がなんぼのもんじゃい」とね。
で、そこにリアリティを出す為に工夫がされているのですが、それが本気で凄い。
Wikipediaによると、こう記載されています。
クランクイン直前にトム・ハンクスをはじめとした出演者たちは、リアルな演技をするために元海兵隊大尉のデイル・ダイの協力の下、ブートキャンプ同等の訓練を10日間受けさせられている。その内容は、教官がいきなり彼らに向かって発砲(空包)したり、当時の兵士達が携行していたものと同じ装備を背負って延々と行軍するといった厳しいものであった。
ライアン二等兵役のマット・デイモンはこの新兵訓練のメンバーから意図的に外されている。
これは10日間の過酷な訓練を通じて救出隊のメンバーにマット・デイモン=ライアン二等兵に対する反感を植えつけるためであった。訓練を終えたトム・ハンクスたちは、休む間もなく2週間にもおよぶ戦闘場面の撮影に臨んでいる。
この過酷な進行によって撮影当初の和んだ空気が消えて荒んでいた彼らのところに、事情を知らないマット・デイモンが新兵よろしく颯爽と撮影現場に現れると、当初の意図通り険悪な雰囲気となった。これら一連の相乗効果によって演技はリアルで緊迫したものとなり、作品テーマの一部に組み込まれている。
引用元:Wikipedia
お、恐ろしや、、、。
でも、そこまでしたからこそ、あの空気感は生まれたのでしょう。
ライアン二等兵と合流してからのラスト。
一見の価値ありです。
そして無事、任務は完了。
そこでミラー大尉がライアンに伝えた言葉。
凄く重いけど、生きる上で忘れてはいけない言葉だと思います。
「James・・・Earn this. Earn it・・・」
(ジェームズ(ライアン)、、、ムダにするな、、、しっかり生きろ)
言葉だけじゃ伝わりきらないものも多いと思います。
が、トム・ハンクスの名演技が言葉の重みをグッと引き立てる。
カメラワークも最高に良い。
いや、まぁ言ってしまえば「戦争映画に良くあるセリフだな」とか思っちゃうんですけど。
命の尊さを人々ではなく1人の人物に対して伝えてるところ。
ここが結構ポイントかな、と。
だからこそ僕は、一個人として素直にこの言葉を受け止められたかなぁと。
僕は戦争も知らずに能天気に生きてるわけです。
それが悪いことじゃないし、むしろ平和で良いこと。
平和ボケしたって良いと思うけど、ムダにはしちゃいけない。
社会貢献がどうとか世界平和がどうとかではなく、一人一人がどう生きるのかを考えさせてくれるセリフ。
私は今日まで、精一杯生きてきました。
間違っていようが間違っていなかろうが、僕自身が胸を張ってそう言えるような人生をおくれたらなぁと思ってます。
ムダなことも有意義に。
観て欲しい人
いやー、実は個人的に戦争映画はあまり好きじゃないんですよね。
それでも観ちゃうんですけど。
観る度に泣いちゃうんですけど。笑
でもね、やっぱりどう足掻いたって戦争を体感していない、しなくても済んだ人間が、1つの疑似体験として戦争映画を観る。
これって結構大事なことかなぁと。
この映画に限った話ではないですけど、とりあえず今回紹介した「プライベート・ライアン」をオススメしたい人。
日々の中で「何か無駄に生きてんなー」とか「空っぽだなー」と感じている人には観て欲しいですね。
この映画を観ることで先ず一つ、「ムダ」が消せると思います。
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明日から何しよう。
明後日は何しよう。
そうやって日々を有意義に使えたら良いですね。
何かの参考になれば幸いです。
ではでは。