人狼ゲームで人間不信?
人狼ゲームをご存知でしょうか?
TV番組や映画、漫画も出てる人気ゲーム。
かなり昔から存在するゲームです。
で。
最近、これにハマっているわけです。
前々から気にはなっていたんですけど中々やる機会が無くて。
(忘れてただけ)
機会が無かったんでーすーがー。
前回、僕が福井に行った時に食中毒になったという記事を更新しましたが、友人の実家に泊まらせてもらったその日の夜。
はじめてやりましたよ、人狼ゲーム。
もうね、食中毒も忘れるほどの白熱っぷり。
僕も含めて、たった3人しかいなくて「この人数で出来るのかー?」とか思ってたんですが、全く問題無しでございます。
ここから人狼ゲームに火が着いた我々、食中毒(俺だけ)トリオは人狼ゲームに参加する有志を求めました。
続々と人狼ゲームにハマる人間が続出し、10人の人狼LINEグループも作成されるほどに。
というわけで、今回は熱々ホットで楽しい人狼ゲーム。
これをテーマに進めていきます。
人狼ゲームのルール
さてさて。
この人狼ゲームというゲーム。
一々ここで説明するほどマイナーなゲームでも無いのですが、簡単に説明します。
基本的に、プレイヤーは三人以上。
理想は8〜9人以上です。
で、プレイヤーは大きく2つに分かれる。
配られるカードは「人間サイド」のプレイヤーと「人狼サイド」のプレイヤー。
プレイヤーはそれぞれ、誰が「人間」で誰が「人狼」なのか全くわからない状態からスタートします。
そして、「人間」は「人狼」を処刑しなくてはいけません。
なぜなら、「人狼」は一夜ごとに「人間」を一人ずつ殺して行くからです。
そして最後に「人間」と「人狼」の人数が同じ、又は「人間」が「人狼」より少なくなった時点でゲームセット。
「人間サイド」は、その前に「人狼」を暴き出し、処刑することが勝利条件です。
どうやって「人狼」を暴くのか。
という話なのですが、ゲームは基本的に昼と夜のターンが存在します。
先ずは昼。
昼のターンでは、話し合いをして紛れ込んでいる「人狼」を暴き出します。
そして、話し合いで「人狼」だと疑わしいプレイヤーを一人だけ処刑。
処刑されたプレイヤーが本当に「人狼」なのかはわかりません。
ミスると「人間」を処刑してしまう。
こうして昼のターンは終わり。
次に夜。
夜のターンではそれぞれが与えられた「仕事」を実行する時間。
人狼が生き残った場合、「こいつは危険」と感じるプレイヤーを殺害します。
こうして一夜「人狼」が生き残る度に「人間」が減る。
これがゲームの主な流れですね。
とまぁこれだけだと「人狼」はポーカーフェイスで「私は人間です」と一点張りするだけで「人狼」が有利になります。
ですが、「人間サイド」には「役職」というものが存在します。
この「役職」は複数あるのですが、ベーシックなものは主に3つ。
「占い師」「騎士」「霊媒師」
この3つです。
「役職」に就いたプレイヤーも「人狼」同様に、夜のターンで「仕事」を実行します。
それぞれ役職の特徴を説明します。
先ずは「占い師」
「占い師」は毎晩一人だけ、「人間」と「人狼」どちら側なのかを知ることが出来ます。
なので一番情報量を持つことのできる「人間」で、「人狼」は自分を占われると「人狼」だとバレてしまうので一番の脅威になる存在です。
次に「騎士」
「騎士」は毎晩一人だけ、選んだプレイヤーを「人狼」から守ることが出来ます。
「人間」にとって失うリスクの高いプレイヤーを守ることが一番メリットになるでしょう。
スタンダードに考えるなら「占い師」を守るのがベストですね。
ただ、自分自身を守ることが出来ないので「占い師」が誰かわかっている場合、一番最初に殺されるリスクのある役職でもあります。
最後に「霊媒師」
「霊媒師」は毎晩、殺された(処刑された)プレイヤーが「人間」か「人狼」のどちらだったのかを知ることが出来ます。
話し合いによって処刑されたプレイヤーがどちらサイドなのかを唯一知ることが出来ます。
例えば、「人狼」が二人いる場合は「人狼」が残り何人存在しているのかを把握出来る唯一の存在です。
「霊媒師」がいないと答え合わせが困難になるので、結構重要な存在です。
「人狼サイド」としても、場を惑わせ易くなるので「霊媒師」だとわかった場合は殺害する大きなメリットがあります。
とまぁ簡単に説明するつもりが長々となりましたが、この他にも「人狼」「人間」どちらにも大きな影響を及ぼす「役職」は色々あります。
それを説明しだすと広辞苑3冊分ぐらいになってしまうので割愛します。
一応、もう1つだけ大切な情報を。
これまでの説明の中で「人狼」は複数人いる場合もあります。
特に人数が8〜9人の場合、紛れ込んでいる「人狼」二人のパターンが多い。
で!
この二人の「人狼」なのですが、「人狼」は仲間が誰なのかを知ることが出来ちゃう。
出来ちゃう!
そして、上手いこと連携プレーをすることで人間を消して行く。
くふぅー!!怖い!!
とにかく何がそんな面白いか。
それを熱弁したい。
人狼ゲーム一番の面白味
人狼ゲームの面白味。
それはやっぱり「心理戦」にあるわけです。
特に「人狼」になったプレイヤーは「嘘」をつくのがスタンダードになります。
その嘘を見抜いていくんですが、割と理論的に「人狼」を導き出せる。
「人間サイド」についた場合、残りのターン数と「占い師」が占う人数。
そして「騎士」が守れる回数。
これらを計算すると「人間サイド」は結構有利になる。
、、、。
んなわけねーだろ!
色んなタイプの人間が集まるわけです。
数字で計算することに長けたプレイヤーもいれば人の心理を読むのに長けたプレイヤーもいる。
そして頭の回転が良い人間は、続けるうちに必ずマークされる。
そうすると理論的に間違っていなくても「何か怪しい」という理由で処刑される。
上手くいかねーんだこれが。
僕も利口では無いので、簡単に騙されます。笑
理論を厳かにしてもいけないし、プレイヤーの特性(心理)を厳かにしてもいけない。
特に女性プレイヤーが混ざっている場合、理論よりも感情で動くケースもある。
その人(プレイヤー)の特性が「言語優位」なのか「視覚優位」なのか「理論優位」なのか、そこ見極めるのも人狼ゲームの醍醐味かなぁと。
人間というものから溢れ出てくる情報は、言葉だけではありません。
とはいえ、嘘をつかなければいけない「人狼サイド」が、やはり不利。
そこらへんもプレイヤーの参加人数によって「占い師」を無くしたり「騎士」を無くしたりなどでゲームバランスを調整するのが良いと思います。
ネットで検索すればプレイヤー人数によって適切なゲームバランスが記載されているっぽいので、迷ったら検索してみてください。
プレイ時間の目安ですが、9人でプレイした場合なら1プレイ大体45分くらいですね。
最初は不慣れな人も、回数を重ねれば慣れてくるので初心者だからといって不利なわけでも無いと思います。
その人の裏の顔が見えるので非常に面白いです。
「これで人間不信になるかなー」とか思う人もいるかもしれませんが、僕は別に人間不信になったりはしませんでした。
(いや、元々不信か?)
初対面同士の人もいましたが、別に険悪なムードになることも無い。
逆に「あくまでゲームとして割り切って出来る人達だなぁ」と、僕は参加プレイヤーに対して思えました。
とにかく色んな戦略が考えられる。
なので、戦略を考えるのが好きな人ほどハマります。
もちろん、特に戦略を練るのが好きじゃ無い人でもめっちゃ楽しんでいたので、戦略を考えることだけが人狼ゲームの楽しみでは無いということですね。
人と人が真理の深いとこまで関わるから、きっとこれだけの面白味を生み出すんでしょう。
人狼ゲームに使用する物
んで、次に大切になって来るのが「人狼ゲームをする為に必要になって来るもの」ですね。
僕が知っている限り、人狼ゲームは「カード」と「アプリ」があります。
僕達がプレイした時に使用したものはiPhoneの人狼アプリ。
いくつか種類が出ていますが、こちらの「人狼ゲーム “牢獄の悪夢”」ってやつ。
無料版は基本的な役職「市民」「人狼」「占い師」「騎士」「霊媒師」が使用可能です。
物足りなさを感じたら個別に新たな役職(現時点で+12種類)を追加することも可能。
僕らがやった時は「多重人格(人狼サイドの役職)」を追加しました。
1役職¥120でしたね。
他の役職の価格はわかりません。
初めからフルで使用出来るスペシャルパッケージもリリースされてますね。
有料カード全12枚(1440円相当)がスペシャルパッケージなら¥480(android端末は¥500)で全て使用可能みたい。
▼スペシャルパッケージ版▼
iOS版はコチラ
android版はコチラ
ただ、アプリ版のデメリットとしてはアプリを使う以上、その端末を回して使用するので個人的な使用が出来なくなります。
電話やメールを受信した時、それを確認する為に相手の役職を見てしまったりするリスクもある。
機種変して使わずに置いてあった前のスマホや、iPod touchやiPadなんかを使うのがベストですね。
それが無い場合は「カード」の人狼ゲームにした方が良さそうですね。
カードタイプの人狼ゲームは2〜3種類発売されているみたいです。
アプリの人狼ゲームは必ずしも8〜9人必要というわけではありません。
4人からでも出来るので、一度お試しで遊んでみても良いかもしれませんね。
少人数でも人狼ゲーム!?
最後に、人狼ゲームの欠点を1つ。
人狼ゲーム、最大の欠点はやっぱり「人数が要る」ということ。
少人数では人狼ゲームを最大限楽しむことは難しいと思います。
オマケに年も重なれば「人狼ゲームしよう!」なんて声を掛けたとこで、大人は中々時間を空けられない。
「お前は学生か」とつまらない返しが待っている可能性が高い。
となると、面白そうと思っていても中々出来なかったり。
しかし冒頭で伝えた通り、僕が最初に人狼ゲームをしたのはたった3人。
でも、めっちゃ楽しく人狼ゲームをすることが出来ました。
それは何でかというと、遊んでいたのが「ワンナイト人狼」という人狼ゲームだったから。
「ワンナイト人狼」は文字通り「ワンナイト(一夜)」でゲームが終了する人狼ゲーム。
推奨されているプレイ人数は3〜7人。
凄くミニマルな人狼ゲームです。
「ワンナイト人狼」公式サイトはコチラ
毎プレイが一夜で終わるので、スタンダードの人狼みたいな所要時間もかからない。
サクッと人狼ゲームを楽しみたい時や、人狼ゲームをやったことない人の練習にも良いかもしれません。
そして何より、3人から人狼ゲームが出来るのは魅力です。
この「ワンナイト人狼」、人数がいないのに本当に面白いのか?
ってとこなのですが、何の問題も無く楽しい。
なぜ少人数なのに面白いのか?
というと、それは「ワンナイト人狼」にある、1つの「役職」が大きなキーになっています。
それが「怪盗」という役職。
この「怪盗」という役職は、選択したプレイヤーの役職と自分の役職(怪盗)をトレードするという特徴があります。
つまり相手が「人狼」であれば、自分が「人狼」になり、相手が「怪盗」になる。
要は「人間サイド」と「人狼サイド」が切り替わるという仕組み。
更に面白いのが、自分が「怪盗」の場合、相手を選択するまで相手の役職はわからないこと。
「人狼」になりたくなくても、選択する相手の役職はわからないので「人狼」を引いてしまうかもしれない。
しかも、選択された側は自分が「怪盗」になっていると気付かない。
「怪盗」が「あなたと役職をトレードしました」と言わない限り、自分に与えられた本当の役職はわからないのです。
もしあなたが「怪盗」で、選択したプレイヤーが「人狼」だった場合。
あなたは「人狼」になってしまいます。
そして「人狼」だったプレイヤーは、自分が「人間サイド(怪盗)」になったことに気付いていない。
あなたは「人狼」として生き残るため、自分を「人狼」だと思い込んでいる「人間サイド(怪盗)」をどう使いますか?
この駆け引きが最高にスリリングで面白い。
仮に3人でプレイして「人狼」2人で「怪盗」1人だとしましょう。
「人狼」は1人の「人間サイド」を殺せば勝ち。
そして勿論「人狼」は、もう一人の「人狼」を知っている。
しかし、もしその「仲間」が「人間サイド(怪盗)」とすり替わっていたら?
当然、「怪盗」は「役職を誰とも交換しない」という選択肢もある。
その時は、他のプレイヤーが何の役職なのかはわかりません。
「人狼サイド」は仲間同士でタッグを組んで「怪盗」を殺害すれば良い。
しかし、もし「怪盗」に自分達が「人狼」だとバレる発言をしてしまったら、「怪盗」は「役職を交換したから私は人狼サイドです」と嘘をつけば「人狼サイド」は困惑し、仲間同士で殺し合うことに。
考えるだけでもゾクゾクしますね。
少人数でも十分「人狼ゲーム」は楽しめるのです。
基本的に「ワンナイト人狼」をプレイした時は「人狼」を含め、どの役職が何人参加しているのかランダムで決定されます。
ただ、3人の役職が一回だけ意味不明な割り振りになったことが。
3人全員が「人間サイド」だったというケース。
「人狼」0人でした。
答えとしては「誰も処刑しない」というのが正解だったのでしょうか。
その辺、よくわかりません。
これも設定でちゃんと調整できるのかな?
最近は人数も増えたので「ワンナイト人狼」をする機会も減ったので忘れちゃいました。
また「ワンナイト人狼」の機会も作りたいと思います。
「ワンナイト人狼」はアプリとカード、両方出ているので手に取りやすいかと思います。
なので、練習がてら一度遊んでみてはどうでしょうか。
最初に紹介した人狼ゲーム同様、新たな役職も追加することも出来ます。
初めから全ての役職が揃っているスペシャルパッケージみたいなものは無いみたいですね。
「怪盗」があるってだけで十分楽しめますが。笑
で、1つ残念なことがあるんですが。
「ワンナイト人狼」のアプリは、公式サイトを見る限りiOS版しかリリースされていません。
なのでiPhoneやiPadを持っていない人はカードゲームで遊ぶのが安パイですかね。
Google Playには「GM版」というものがありましたが、僕はandroidを使ったことが無いのでわかりません。
あしからず。
因みに、「誰も人狼ゲームに興味を持ってくれない」あるいは「誰とも時間が合わない」という人。
自分人でも、ネット上でプレイヤーをマッチングさせて人狼ゲームが楽しめるアプリやサービスもあるようなので試してみてはどうでしょう。
「ワンナイト人狼」もブラウザ上で出来るっぽい。
何かの参考になれば幸いです。
ではでは。