みにくい人生にデザインを

DesLIFE@KazBou

映画観まして。【Cast Away】

   

あなたは無人島に何か1つ持ってくなら何にしますか?

マイベストムービーの紹介第二弾。
前回はフォレスト・ガンプを紹介しました。

トム・ハンクス主演の作品はちょいちょい見てきましたが、どれも面白いものばかり。
今回もトム・ハンクス繋がりで、第二弾は「キャスト・アウェイ」
無人島に漂流した一人の人間のお話です。

キャスト・アウェイの見所

今回紹介する「キャスト・アウェイ」の監督はロバート・ゼメキス監督。
前回紹介した「フォレスト・ガンプ」と同じ監督。

トム・ハンクスとは「フォレスト・ガンプ」以来のタッグみたいです。
もうこんなの面白くないはずがないでしょ。

大雑把に内容を説明すると、冒頭で伝えた通り無人島に一人漂流するアドベンチャー映画。
でもこれは、人生の縮図やな
うん。人生です。

「フォレスト・ガンプ」同様、色々と考えさせられる映画。
単なるアドベンチャーではなく、人生において何に一番重きを置くか。
それを改めて考えさせてくれる作品でした。

ストーリーとは別に面白いポイントとしては主演、トム・ハンクスの体型。
ストーリー序盤と後半で体型がめちゃくそ変わってます。
4年の歳月を表現した作品で、撮影の為に体を作り上げたんでしょう。
めっちゃスリムになってる。

次からはストーリーについて更に掘り下げて行きます。
ネタバレも含むので、観ようと思っている人は回れ右。

何がそんなに考えさせられたのか。
それを解説してこうと思います。

 

 

 

本作で感じたこと

トム・ハンクス演じる主人公のチャック。
彼は宅配便会社でバリバリ働くキャリアマン。

冒頭で社員にバリバリと指示を出している姿が仕事一筋感を醸し出してる。
その中で彼が頻りに発言することは「時間がどれだけ重要か」ということ。

常に時間に追われながら日常を消化して行くチャック。
恋人「ケリー」との時間を大切にしながらも、常にスケジュールチェックを怠らない。
なんか、とにかくデキる人感が凄い。

僕も時間の価値は何よりも大きいと感じています。
なので、この「時間」に対する価値観は凄く共感できました。

が!

映画を観終わった後、僕はこう考えていました。

もっとゆっくり生きよう

うん。ひっくり返ってる。
ひっくり返されたよ。

時間は大切。凄く大切。
でも、時間に追われるのは別問題

時間に追われて心に余裕を失くした瞬間、「人生」そのものを無駄にする感じがしました。
時間が大切だからこそ、じっくり時間をかけて何をしようか考える。
無駄なことも有意義にね。

映画のラストシーン。
広大な田舎の十字路で、地図を片手に持つチャックの姿。
どこへ向かうかは自由。

そこで感じたのは、人生は自分で「選択」できるということ。

これをジワジワと痛感させてもらえる作品。
特に時間の無いビジネスマンには、時間を作ってでも観てもらいたい。
とにかく、そんなことを考えさせられました。

 

 

 

心の支え

そして、忘れちゃいけないのが恋人「ケリー」の存在。
もとい、「人」の存在

「人」は「孤独」に勝てないんだなぁと。

というのも、漂流してから出会う「ウィルソン」という存在。
最初のうちは恋人ケリーの写真を心の支えに、必死で生き抜こうとするチャック。
その後、ウィルソンと出会ってからはウィルソンが心の支えになって行くのですが、、、。

このウィルソン。
ただのボールです。笑

チャックは無人島で過ごす数年間、ひたすらボールに話しかけます。
でも不思議なことに、観ているとウィルソンに「意思」があるように思えて来るんです。
ウィルソンがチャックの元から離れるシーンがあるんですが、チャックは必死にウィルソン(ボール)を追いかけます。

何だろう。
この「人」と「ボール」の友情。
そして、ウィルソン(ボール)との別れ。

でも、そこに違和感を感じないぐらい「自分以外の何か」という存在は大きいのですね。
うむうむ。

そして4年後、死んだと思われたチャックを迎えてくれたケリーの姿。
結末は自身の目で確かめて欲しいのですが、ただただ二人は愛し合ってたんだなぁということだけはわかりました。

この感じも「フォレスト・ガンプ」っぽくて好き。

 

キャスト・アウェイ【Blu-ray】 [ ヘレン・ハント ]
価格:1500円(税込、送料無料) (2017/6/20時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

 

 

 

無人島に持って行くもの

というわけで、今回は「キャスト・アウェイ」を簡単にご紹介したわけですが。

単純に無人島漂流アドベンチャーとしても観ても、ストーリーの展開も面白いし十分に楽しめます。
その中で、社会の中で生きる自分。
社会から離れた自分。
自分にとってのウィルソン的な人物。
自分にとってのケリー的な人物。

それぞれを当てはめてみる。
やはり人生の縮図なわけで、チャックの選択は自分の人生においても良い方向へ導いてくれるんじゃないのかと思います。

人生は箱入りチョコレートと同じ。
開けてからのお楽しみ。
美味しいチョコも不味いチョコも入ってるでしょう。

あなたは無人島に何か1つ持ってくなら何にしますか?
この問いに対する答えは、本作を観た後で変化するかどうか。

キャスト・アウェイを観た後。
自分の中に何か変化があれば、この作品は「何かを与えてくれる良い映画」といっても過言ではないかと。

ちなみに僕が無人島に持って行くなら「ナイフ」ですかね。
普通の答えでスンマセン。

何か参考になれば幸いです。
ではでは。

映 画 暇つぶし

PAGE TOP