始めたこと。その1
はてさて。
会社辞めたワタクシですが。
せっかく時間もたくさん出来たのでグータラしたい気持ちもあるけれど、やっぱりやりたいこともあるわけで。
とにかく、生活していく為の準備は必要。
と言うわけで、僕が会社を辞めてから始めたこと。
今回はこれをテーマに進めていきます。
生活と仕事に照準を
先ず最初にしたのは事務所作り。
事務所と言っても、何かしら手続きが要るようなものではなくパソコンを設置しただけ。
普通に僕が生活をしている実家の部屋を、事務所代わりにしました。
元デザイナーで、今は独立している友人と一緒に使えるようデスクと椅子を2つ用意。
あとはPCを設置するだけの簡単なもの。
ベッドやTVやタンスなど、生活に必要なものはそのまま置いて生活自体もそこでしてます。
友人は物流が主な収入源なので、友人用に別の部屋を倉庫に。
ただ、仕事に関係の無いギターなど不要なものは全部倉庫に置いて、本当に日々の生活と仕事をするだけの環境に。
どうせ後々色々と物が増えてくるんでしょうけど。笑
そんな感じで、有休消化で空いた時間を使い、友人と2人で自分の部屋を事務所化。
これで仕事の効率化もばっちり。
そもそも、何で友人はわざわざ自宅で出来る作業を、毎日車で片道15分かかる僕の部屋まで来てするのか。
っという話。
事務所の必要性
友人は独立して2年半以上経つわけですが、更なる利益アップを図るには作業に特化した環境で仕事がしたいとのこと。
独立した時にぶち当たる壁として、作業がしやすい環境があるかどうかはかなり重要だそうで。
ただ、作業環境については僕自身にも思い当たる節があります。
僕も昔から自宅で作業する機会が多かったのですが、散らかっているととにかく作業が遅れる。
ましてや、作業に関係の無いものが雑多に置かれていると集中力の無い僕は一々気が散ってしまう。
物がある=余計な情報がある
これをスッキリさせることで作業効率を図ろうってわけです。
あまり気にしない人もいると思いますが、作業してる時にスマホを目に入る場所に置いてるだけでも人間の集中力は低下します。
意識が逸れる時間はコンマ何秒程度かもしれません。
ただ、それが連続に起きるとロスする時間はどんどん増えていく。
作業のリズムも崩れますからね。
この「リズムが崩れる」という現象はマジで注意。
良いアイデアが生まれなくなったり、単純作業に慣れるまで時間がかかったり。
たかがコンマ何秒で数時間ロスするなんてことはザラにあると思ってます。
特に感覚過敏な人ほど影響は強くなるはず。
もちろん人が生まれ持った特性によるから全員がそうじゃない。
自分のスタイル(特性)にあった作業環境を見つけていくのも1つの仕事。
僕はそう思ってます。
なので作業に必要の無いものは、とにかく退ける。
又は捨てる。
友人と僕は過去に断捨離を経験していて、その効力をよく理解しているので無駄な物はすぐにポイ。
邪魔なものはポイ。とにかくポイ。
で、更に大切なのが「場所を変える」ということ。
「この場所はこの為にある」
この感覚を持っていると、この部屋では作業しか出来ないと頭が錯覚するので「自分の部屋」ではなく、ちゃんと「作業部屋」で仕事をする。
カフェなんかで作業が捗るのって理にかなってます。
友人にとっては、僕の部屋がそれに当たる、と。
とはいえ、僕の部屋をどれだけ必要最低限に収めたって、生活道具は置かれているわけで。
本当はちゃんとした事務所を借りたいわけですが、、、。
色々手続きもあるし、作業道具を移動させたり回線を引いたりと、とにかくコストがかかる。
じゃあ最初は自分の部屋をなるべく作業部屋に近づけちゃおう、という根端。
お互いに元々デザイン関係の仕事に就いていたこともあって、物の配置は上手くまとまりました。
家具の配置(レイアウト)も僕にとっては結構大切。
動線が殺されるのも一々ストレスだし、なるべく1つの作業を1つの動線で出来るのがベストですから。
そして、自分の部屋を事務所化しようと思ったメリットは他にもありました。
一番仕事を加速させる方法
僕が自分の部屋を事務所化する最大のメリットは、友人の存在。
やっぱ仕事を加速させるのってツールも大切だけど「人」が一番。
実際に作業を手伝ってもらえるとか物理的な要因もあるけど、何より自分以外の意見がもらえること。
アイデアを色々と与えたり貰えたりすることって凄く大切。
貰うだけでもダメだし、与えるだけでもダメ。
与えて、そして貰って、これで初めて頭が動いてくれる。
これが何よりものメリットだと感じます。
結局、僕一人の力なんて本当にたかが知れてる。
だから信頼出来る「人の力」を借りて前に進む。
「自分の力で何とかしろ!」なんて言う厳しいお言葉を吐く人もいますけどね、
僕はそういう言葉に耳を貸さない。笑
手が借りられるなら、とことん借りる。
「誰かの手を借りる」って容易いことじゃ無いから。
相手にしっかりと価値を提供してる。
又は、その見込みがあるからこそ初めて成立する契約です。
僕だって手を貸したくなる人には貸すし、つまらない人には手を貸さない。
しっかりプレゼンなり行動で信用を掴める人だからこそ、手を貸してもらえるわけです。
その為にも、ある程度は自分の力で何とかしなきゃいけない事もあるんですけどね。
今の時代はネットで何でも調べられるし、ある程度のことは自分で何とか出来ます。
ただ、瞬発的なアイデアはネットの外で生まれることが大半。
あと、人がどう感じるかって意見も同じ。
でも難しいのが、人数。
人の意見をたくさん聞けば聞くほど、迷いが生まれる。
なので、会社の方針を決める人間は少数精鋭が圧倒的に良い。
その為に「役職」ってものが存在しているんだから。
大企業ならまだしも、僕レベルの人間が働く企業規模で100人全員が「良い!」って思えるものなんてそうそうあるもんじゃ無いと思います。
10人ですらも難しいと思う。
デザイナーの佐藤可士和さんも「大勢の人間がいると尖ったものが作れない」って言ってた気がする。
多くの人が携われば携わるほど「普通」になる。
そこには個性も新しさも無い。
クソダサい素人丸出しのデザインでも、狙う市場、ターゲットによって効果的な場面が多々あるわけで。
ネット人口がスマホで増加して、市場が更に細分化された現代では「何が本当に良いものなのかわからない」って人も多いんじゃないかなぁと。
それが逆に新しかったりね。
固定概念に捕らわれてしまっては迷うばかり。
その意見を出し合う人が多ければ多いほど迷う。
自分1人の感性ではダメ。
ただ、多くてもダメ。
少数精鋭だとレスポンスもフットワークも良いですからね。
とまぁそんな理由もあって、仕事内容は違っても友人と一緒に作業した方が良いという結論に至りました。
色々と「パートナーに騙された!」なんて話も聞きますが、現状では僕も友人も、お互い騙しあって得られるメリットよりもデメリットの方が大きいと感じているので、特にその心配はしてません。
騙されたら騙されたで、人を見抜けなかった自分の責任だし、その友人と一緒に仕事をするという選択をした自分の責任でもある。
騙された時は記事ネタにでもしますよ。笑
一番の狙い
何か、ここまでビジネスライクな発言が多かったと思うんですが。
結局、一番の狙いとしては仕事云々より一日一日が楽しく過ごせるのか。
これに尽きるわけです。
面白くなかったら辞めるし、面白そうだと感じることがあればガンガン手をつける。
それだけ。
どんな物事にもメリットやデメリットなんて付随するし、大抵の人は利口だから慎重になる。
相手の本心なんてわかりっこ無いので、僕は自分が楽しいかどうかでしか判断出来ないってのが本音。
自分が死ぬ時に、楽しい日々とつまらない日々。
どちらの割合を多くした方が幸せやろなーって考えたら「楽しい日々」の多い人生のが良いな。って、それだけの話ですから。
あなたは楽しい日々を送れているでしょうか?
何かの参考になれば幸いです。
ではでは。