みにくい人生にデザインを

DesLIFE@KazBou

梅原大吾から学ぶ人生論

   

日本人初のプロ格闘ゲーマー「梅原大吾」選手。
格ゲー好きなら知らない人はいないんじゃないかな。

勿論、一般的に生活している人には全く知名度は無いだろうけど。
「梅原大吾って知ってる?」と聞いても、大半は知らない。
ゲームをする人でも「あぁ、何となく」程度。

僕自身も、そこまでゲームをするタイプではありません。
(ゲーム実況してるけど)

ただ「こりゃ相当何か持っている人だ」と気にはなってたんですよ。
そして、彼の執筆した書籍を読んだらビンゴ!

やはり考え方が一般人からはかけ離れたもの。
成功する人間特有の思考がたくさん見て取れるわけです。

実際にビジネスコンサルタントもされてるみたいだし。
「ゲーム」という固定概念のせいで、中々触れられなかった成功者の思考。
ここに大きな幸せを得るヒントがあるんじゃねーかなー、と。

今回は、そんな梅原大吾選手から学ぶ人生論。
これをテーマに進めていきます。

梅原大吾選手について

彼の思考を伝える前に、先ず梅原選手がこれまで何を成し遂げたのか。
これを簡単に伝えておかないとね。

ただ、プロデビューする前からの実績がめちゃくちゃ多い
なので、本当に一部だけ。
詳しく知りたい方はWikipediaへ。

彼の一番の転機となるのが2010年4月。
アメリカの「Mad Catz」とスポンサー契約を結びプロデビュー。
その後も書籍やメディア出演など、活動の幅を広げてます。

2016年5月には「Red Bull」とスポンサー契約。
若い時から海外の大会にも積極的に出場。
今でも、かなりグローバルな展開もしてますね。

アメリカでは「Beast」の愛称で呼ばれている梅原選手。
そのきっかけとなったのがアメリカで行われた大会での1シーン。

背水の逆転劇」と呼ばれるようになった対戦。
観客の盛り上がりが凄いことになっていますね!

いや、僕自身このハイライトを見て「すげー!」って思いましたもん。
何が凄いって、技術的には全然出来ると豪語しながら、あの場、あの圧力のかかった状態でそれをやっちゃうことが凄いなぁー、と。

ただ強いだけでなく、観客が盛り上がるような対戦。
それをやってのけるのが梅原選手の1つの強さだと思います。

その他、ギネス認定3冠達成までしてるみたい。
「ウルトラストリートファイター4での最高ランキング」
「最も視聴されたビデオゲームの試合」
「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」

などなど、多くの功績を残してます。

 

 

 

勝負論 ウメハラの流儀

で、僕が読んだ梅原選手の著書はコレ↓

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「勝つ事」ではなく「勝ち続ける事」の大切さ。
ここにフォーカスを当てて書かれた内容です。

基本的に世の中は競争社会なので、何にしても勝ち負けが存在しますからね。
勝ち続けるノウハウを得る事。
これは社会に生きる上でとても重要かなぁとは思います。

で、この本はビジネス本として紹介されることが多いです。
ゲームに対する内容はほとんど書かれてない。

僕はこれを、自己啓発だと思って読みました。
ビジネスだけではなく、生活、人生に当て込む感じ。

競う相手を社会の中ではなく、自分自身の中にあるものと捉えられる、かなり価値ある内容だと感じました。
で、ネタバレも含みますが内容に触れてきましょう。
一部、文章を本書から引用しています。

 

 

 

劣等感と迷いと決意

冒頭では梅原選手とゲームとの出会い。
そして、幼少期に周りとの違和感や危機感を感じたこと。
そういった物事に触れられています。

スポーツなどメジャーな分野であればプロとしての道もある。
でも、ゲームには無かった。
どちらかといえば「オタク」だとか「不良」みたいな、ダメ人間的な印象があったようです。
僕も近い世代なので、よくわかる。

周りと同じように「好きなこと」なのに、なぜ認めてもらえないのか
そして味わう孤立感

それでも梅原選手は大好きなゲームをやめることはしませんでした
17歳でアメリカの大会で世界一の称号を手に。

その後も大会を制していくのですが、23歳の時、ついにゲームを諦めます。
そして、26歳であらゆる勝負事を放棄

しかし、27歳で再びゲームセンターに戻った時、勝ち負けにこだわらない勝負があることを知った、と。

勝つことへの執着から解放され、逆に勝てるようになった。
こうしてゲーマーとして再起することになったようです。

梅原選手は誰よりも強かったからこそ、誰よりも「ゲーム」にコンプレックスを抱いた。
そんな風に思えました。

今よりもゲームに対する世間の目は冷たい時代。
僕には梅原選手と同い年の姉がいるので、当時のゲーム事情はよく覚えています。

それに比べると、今、僕達は「好きなこと」で簡単に生きて行ける。
かなり恵まれているなーと感じます。
コンプレックスを抱くようなことでも、楽しいこと、好きなことならやる。

これが成功へ向かう為に動いた人たちの共通点であり、第一歩だと思います。

 

 

 

先を見る力と柔軟な教育

次に、結論を簡潔に述べられています。
その一文を紹介すると。

勝ち続ける、というのは、つまり成長し続けているということです。

引用元:「勝負論 ウメハラの流儀」著・梅原大吾

話をまとめると、要は「勝利」ではなく「成長」に幸せを感じることが大切だ、と。

「承認欲求」の更に上、「自己実現欲求」にフォーカスを当てる。
試合の勝敗ではなく、成長を感じられたのか、成長したのかに重点を置く。

勝利を収めても成長がなければ無意味な試合。
逆に、敗北しても成長を感じられたなら貴重な試合。
これが、勝ち続けると言うこと。

目先のものではなく、先を見る。

だそうです。
なるほどなるほど。
前提として、この思考があるからこそ敗北(失敗)を恐れず攻めていけるわけですにゃ。

他には梅原選手の親、「父の影響」も書かれていました。
内容は省きますが、「なるほど納得」の教育とは感じたかな。

柔軟性って大切だなぁと思いましたね。

 

 

 

面白い一文

この著書の中で、面白い一文がありました。
それを紹介。

これから僕が述べていくことが、すぐに読者の皆さん一人ひとりの心に、同じように染み渡るかどうかはわかりません。ある部分は伝わっても、別のある部分はピンと来ない、ということもあるはずです。
そもそも矛盾するような、身も蓋もないようなことを言ってしまえば、本を読んだだけでわかられてたまるか、と言う気持ちもあります。

引用元:「勝負論 ウメハラの流儀」著・梅原大吾

この部分、凄く梅原選手らしくて好き。笑
そして、そんな彼はこうも述べています。

僕が勝ち続けたいと思い、また勝ち続けていられるもっとも根本的で単純な理由は、「幸せになりたいから」です。

引用元:「勝負論 ウメハラの流儀」著・梅原大吾

そりゃ敗北より勝利する方が幸福度は高いですからね。
その勝利を手に入れる為には、勝利に執着しないこと

勝利に執着すると逆に勝てなくなっちゃう、と。
これは他の物事にも言えるんじゃないでしょうかね。

 

 

 

まとめ

最後に、この本のまとめ。

この後、著書は更に具体的な内容に触れていきます。
そこでも個人的には人生に役立つ思考がたくさんあったと思えました。

結局のところ「自分にとっての幸せとは何か」「自分が幸せになるにはどうすればいいか」を考える作業が絶対に必要になると思う

引用元:「勝負論 ウメハラの流儀」著・梅原大吾

などなど、「勝負論」という名の「人生論」ですな。

ここでは書ききれないことが山盛りなので、是非興味があれば読んでみて下さい。

 

 

 

P.S.—–

一つ面白い読み方をご紹介。

この本は「勝負」「勝ち」「負け」「勝ち続ける」
この4つの言葉がキーワードだと感じました。
そして、これらを自分が求める物に置き換えてみる

例えば、お金についてなら。
「勝負」→「お金」
「勝ち」→「収入」
「負け」→「出費」
「勝ち続ける」→「稼ぎ続ける」

異性との恋愛についてなら。
「勝負」→「出会い」
「勝ち」→「恋愛」
「負け」→「失恋」
「勝ち続ける」→「モテ続ける」

などなど、家庭や結婚、様々な仕事。
当てはめられる物事は様々だと思います。

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たったこれだけで、意外な発見があったり。
是非、試してみて下さい。

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何かの参考になれば幸いです。
ではでは。

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